はじめに…
突然ですが、虫歯を削ってつめものをしても
本当の意味で歯はもとに戻らないことを知っていますか?
虫歯を削るとそこには銀歯、またはプラスチックなどでつめものをします。
そしてそのまま予防処置をしないと、またその歯が虫歯になることがあります。
今度は歯全体に銀歯をかぶせます。
さらに虫歯になると…
歯は、治療すればするほど、悪くなってしまいます。
あなたは、今まで歯医者さんで、虫歯を作らない方法を教えてもらったことがありますか?「1日3回、毎食後、歯を磨く」だけでは虫歯を予防することはできません。
これからお話する虫歯予防は初めてお聞きすることがあると思います。
でも、その方法は、とても簡単で、すぐ始められることばかりです。
もう知ってますか?
砂糖や虫歯菌だけが虫歯の原因ではないことを…
すでにお気付きになっているかもしれません。
そうです。甘いものを食べなくても虫歯はできるのです!
あまり甘いものを食べないのに虫歯が出来てしまった経験はありませんか?
実は、砂糖以外に、私たちが毎日食べるご飯やパンなどの炭水化物から分解された糖からも、虫歯は作られます。
これは、知っておいてもらいたいことですが
あまり歯医者さんでは教えてくれません。
甘いものを食べなくても、時間を決めずに、ダラダラ食べていると、虫歯になってしまうのです!
では、虫歯ができないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
「1日3回歯ブラシをしても、虫歯になる?!」
「甘いものを食べなくても、虫歯になる?!」
「生活スタイルを変えないとダメ?!」
もうムリだ!私や子どもにはとてもできそうにない!
こう思っていませんか?
実は、歯医者さんでは、今まで、虫歯治療で来院されているこどもの親御さんには、
虫歯予防のため「○○してはダメ!」「✗✗してはダメ!」と、
否定的なことばかり言っていました。
なので、「虫歯予防はムズカシイ…」「虫歯予防はタイヘン…」とお感じになっていたことでしょう。
これでは虫歯予防などできるわけがありません。
虫歯予防は、実は思ったほど難しくありません。
虫歯を作らないために必要なたった3つのこと
1.フッ素を毎日使いましょう
〈3歳以下〉フッ素ジェル
〈3歳以上〉ぶくぶくうがいのフッ素洗口
です!ジェルも洗口も何でも良いわけではありません。
フッ素を使用するときにとても大事なのは
「濃度」です。残念ながら市販で売られて
いるものは効果的な濃度ではありません。
きらら歯科でオススメしているフッ素ジェルは、ご来院の際にご案内いたします。一般の方でも購入出来るものの中で一番良いとされている濃度のフッ素ジェルです。
フッ素洗口では、きらら歯科に通っている
お子さまはたった1ヶ月、100円で出来る
フッ素洗口をしています!お値段もお得なので
しっかり毎日続けられます!そのためきらら歯科に
受診した子どもの70%以上が虫歯ゼロで育っています。
それくらい「フッ素」というものは大切です。
2.飲食回数を決めましょう
飲食回数とは、おやつを食べたり、ジュースを
飲んだりの間食も含みます。
食事(間食を含む)のたびに、歯の表面が
溶け出しているのです。
これを脱灰(だっかい)といいます。
その反対に食後20~40分で唾液(つば)の働きで
溶け出したカルシウムが歯に戻ってきます。
これを、再石灰化(さいせっかいか)といいます。
お口の中では、食事するたびに脱灰と再石灰化を繰り返しています。
なので時間を決めずにダラダラと食べていると
虫歯になる機会が増えてしまいます。
気を付けましょう!
3.仕上げ磨きは10歳までしましょう
この年齢になるまでなかなか一人では
しっかり磨くことは難しいです。
仕上げ磨きは必ず「寝かせ磨き」で行いましょう。
嫌がるお子さんの場合は抑制磨きを行いましょう。
小学校に入ったら永久歯が生えてきます。
生えてから2年~3年は歯はとっても弱く
この時期に虫歯にさせない事が大事です。
虫歯が多発する歯間はフロスを使いましょう。
仕上げ磨きのやり方や、なかなか上手に
出来ない場合もあると思います。
仕上げ磨きのやり方もお教えしておりますので
一緒に頑張っていきましょう!
4.定期検診
先ほど、フッ素がとても大切だとお伝えいたしましたが、3ヶ月に1度程度、歯医者さんにきて歯医者さんでしか塗布できない高濃度のフッ素を塗りに来て下さい。ご家族以外の人にお口の中を見せる良い機会でもあります。4ヶ月の赤ちゃんも来てくれています!何も分からないときからお口の中に歯ブラシを入れる感覚を覚えておくと、これからの仕上げ磨きもとってもラクで楽しくなります♪
以上の4つを紹介しました!
一緒に子どもの虫歯予防をしていきましょう!